メールは現代を生き抜く私たちにとって、大切なコミュニケーションの手段となっいる。特に秘密を要する場合には大きな力を発揮し、恋愛の必須アイテムだ。メールがうまく使える使えないということはその人の人生に大きな影響を与える。たかがメールでそんな大げさな。こそこそキーを打つなんて、面倒でやってられない。必要なら音声で直接話せばいいじゃないか。と考えてしまう貴方はメールの不思議な魔力を知らなさ過ぎ。

最近、教師や、警察官、裁判官といったお堅い職業の人たちがメールがらみで逮捕されて、失態をさらけ出す事件が相次いでいる。これはネットをナメていたからに他ならない。メールを使った恋愛に慣れていないと、わずかな期間メールが途切れだけでも、嫌われたんじゃないか。他に男が出来たんじゃないか。などと疑心暗鬼の堂々巡りに陥り、一人で抱え込んでしまう。まともな精神状態ではなくなって、最後は思いつめて犯罪に走ってしまう。

福岡県古賀市では元市民部長が妻と離婚して戸籍から除籍したとする「一部事項証明書」を自宅のパソコンで作成し、交際女性にファクスで送ったという事件もあった。

また、以前北米トヨタの社長が部下の人妻にセクハラで訴えられた。世間の笑いものになったことがある。かの老人は人々の心理の変化についていけなかったようだ。権力で女性をどうにかしようなんて時代錯誤もはなはだしい。


基本的に男は、メールがあまり好きではない人が多い。とくに、ちまちまと指でボタンを押さなければならないケータイメールは「面倒くさい」というのも手伝って、返信すらしない人がいるということを知っておいたほうがよい。

女性の中では「彼がメールの返事をくれない!」という悩みを持つ人がいる。そのため「どうして返事をくれないの!」と責めたり嘆いたりして、せっかくの恋をつぶしてしまったり……。
男は、コミュニケーションを「情報の伝達」ととらえてしまう。その一方で、女性はコミュニケーションを「感情の共有化」と考えている。つまり、男は電話やメールなどを「情報を伝える道具」としてしか、基本的に考えていない。女性の場合は「そうだよねー」「わかる、わかるー」といった、気持ちの伝達に使っているので、ここで男女のメールに対する認識の差が出てしまう。

つまり、男がメールをあまり送らないのは「必要がないから」。明日のデートの待ち合わせ場所など、必要があるときには使うのだが。でも、女性からもらった「今日はお昼に食べたカレーがすごくおいしかったよ」などのメールには、返信の必要性を感じない。だから、返信を送らない。それだけ。

ムダに心配したり不安になったりしないため、あるいは彼女がメールをくれないと怒っている心理がわからないと、嘆かないためにも男女のメールに対する考え方の違いを理解しておく必要がある。

筋力、武力、金力、権力で人を動かせる時代ではなくなった。そのことはアメリカのイラク戦争の失敗や中国のチベット問題に対する認識の甘さで露呈した。北米トヨタの社長氏が、部下の女性を口説こうとして失敗し、反対に権力を嵩にきた態度に反発した女性からセクハラで訴えられ法外な慰謝料を請求された事件が顕著に物語っている。

女性と仲良くしたいならメールを有効に使うことである。メールを甘く見ていてはいけない。遠く離れていてもインターネットという細い線で男と女の脳と脳は繋がっている。そいう事実に気が付かないといけない。私たちはこれまで活字を通して意志の疎通をしてきた。日本人には和歌や連歌などの下地がある。なので文字が脳に与える影響は予想以上に大きい。
             <メールの基本>
まず読んでもらえるアピールを書くための基本として、見た目が読みやすい文章をデザインしよう。

どんな名文句も読みにくければ誰も読んではくれない。つまりこれは最初にクリアーにするべき問題である。
ではどんなことに注意して、文章を書くべきか?

まず基本的なことだが、句読点などを見やすい位置に入れるということ。

なんだ、そんなこと・・・。と思われるでしょうが、以外にもこうしたことに気づかずに、メールを書き上げてしまうことが多い。
文章の最後に「。(句点)」を打つことを忘れる人はあまりいないと思うので、、ここでは「、(読点)」に話を絞っていきたい。


例を見て見よう。

はじめまして私は○○県に住んでおります○○と申します。貴女のプロフィルを拝見いたしまして楽しいメール交換ができそうだと感じてメールを遅らせていただきました。
○○さんは○○が好きなのですね。実は私も○○が大好きで先日などは○○を○○してしまいました(笑)

例文なので、○○の多さにはちょっと勘弁してもらいつつ読んでいただけると幸いだ。この文章は、ちょっと読みにくくないだろうか?

理由は簡単、句読点を打っていないから。この文章を読むと知らず知らずのうちにストレスを感じると思う。意味を把握するのに、自分の頭の中で、無意識に文章を区切って読んでしまいそうだ。

このように軽微とはいえ、ストレスを感じる文章は、メールの返信率や印象にマイナスに働く。

      <読みやすい句読点の打ち方とは?>

読みやすい句読点の打ち方として、まず文章を自分の感じたままに書いてみる。そうして書きあがった文章を、一度見直してほしい。そうすると書きあがった文章に、意味や伝えたいことごとのグループが見えてくる。

そのグループごとに句読点を入れると、スッキリした文章になる。

《句読点入り文章》

はじめまして、私は○○県に住んでおります○○と申します。貴女のプロフィルを拝見し、楽しいメール交換ができそうだと感じて、メールを送らせていただきました。
○○さんは、○○が好きなのですね。実は私も○○が大好きで、先日などは○○を○○してしまいました(笑)

かなりすっきりとしたと思う。日本語は英語などと違い、単語ごとにスペースなどがなく、句読点をいれないと、長々とした文章になってしまい意味の切れ目がわかりにくくなってしまう。
基本的なことだが、改めて注意してほしい。些細なミスでマイナスの印象を与えるのはもったいない。

※注意 「、(句点)」を打ちすぎると逆に、読みにくくなってしまうので、1文中に多くても2〜3個程度にした方がよいだろう。
それ以上の数が必要な場合は、文章そのものを分割した方がよい。




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