2017/06/05日、東名高速道路下り線で起こった妨害行為による死傷事故で、25歳の男が被害者の車を執拗(しつよう)にあおりながら追い越し車線で停車させ、追突事故を引き起こしたとして「自動車運転死傷処罰法違反」(過失運転致死傷)で逮捕された。事故の1カ月前にも3台の車に対して、進路妨害や幅寄せ、接触、窓をたたくなどの行為をしていたという。

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容疑者が福岡県中間市在住と聞いて全てを察した。

中間市は明治以来遠賀川を石炭を運ぶ五平太船の中間集積地として発達してきた。筑豊炭鉱から出た石炭を八幡製鉄所まで運ぶ途中の工程を担った。鉄は国家なりと言われて、最優先の事だったので石炭の運搬は優先された。遠賀川は常に石炭を満載した五平太船が入り乱れ、船頭たちが我先にと争うので、いさかいが絶えなかった。岡の上での喧嘩に発展することもしばしばで、腕力の強い男がもてはやされた。船頭らの実入りも良いので宵越しの金は持たない。喧嘩に負けるな。弱いものはいじめるな。そういう風土が生まれ、川筋気質と呼ばれた。一般人でも喧嘩っ早いので近隣住民はスジモンと呼んで恐れていた。高倉健が映画で演じていた任侠の世界である。弱い者の味方で反権力のイメージが先行しているが、そうとばかりも言えない面もある。

とにかく工員や農民すら気が荒いので、市役所の職員までもが犯罪に手を染めることすらいとわない。

2014年にはこんな↓事件も起きていた

田中道被告と松尾励路被告が逮捕され、中間市職員は窃盗・詐欺・収賄・不正受給. 向野容疑者は今年6~7月、市役所のパソコンを盗んだとして2回逮捕。 8月には市が購入するように見せ掛けて業者 …. 県警によると、藤崎容疑者は事件当時 、生活保護の受給資格を調査するケースワーカーで、容疑を認め「必要な調査をせずに 嘘の報告をした」と供述しているという。

地域全体が暴力容認の風土なのでドライバーの運転も荒く北九州ナンバーと筑豊ナンバーには気を付けろということがネットでも巷でも囁かれている。九州のナンバープレート、ここ

福岡県には「北九州ナンバーと筑豊ナンバーの車には気を付けろ」という暗黙の認識がある。免許を取ると先輩から後輩とに伝えられる。理由はどちらも地域全体のガラが悪いからだ。筑豊は炭鉱の街だから。北九州も石炭荷役などの従事者が多かった過去がある。いわゆる日野葦平「花と竜」の世界である。明治大正昭和と石炭が主役だったので、それに従事する労働者は荒男が多かった。それを雇用するがわも束ねるために腕力の強い男でないと務まらない。始終喧嘩が絶えなかった。

若いころ筑豊ナンバーの車が急停車して追突させて賠償金をとるという事故が頻発した。当たり屋である。指を自分で切断して保険金を意図的に取ることも事件となった。それと北九州では暴力事件が頻発していたので北九州へ行くのを躊躇したことも多い。そういう土地柄なので、飲酒や暴力を男らしいとする空気がある。もう今はそういうことも減ってきてはいるが、一部の人には受け継がれている。

もちろん、北九州や筑豊の人たちも今は普通の常識的な人がほとんどであるが、今回の事件を鑑みると残念ながら風土の気質も影響していると思わざるを得ない。今回の事故で亡くなられたご夫婦のご冥福をお祈りいたします。(合掌)

福岡は反社会的団体が多く、関連の企業を入札指名停止処分とし福岡県のHPで公開している。

この事件に関しては誤報によるネット書き込みで問題が起きている。

神奈川県の東名高速道路で2017年にあおり運転を受けた夫婦が死亡した事故を巡り、無関係の会社をインターネット上で中傷したとして小倉検察審査会から「起訴議決」を受け、名誉毀損(きそん)罪で強制起訴された無職男性(66)=福岡県春日市=が今月死亡していたことが関係者への取材で判明した。福岡県警は自殺とみて詳しく調べている。

起訴状などによると、男性は17年10月、あおり運転をした男性被告(29)の逮捕後、社名に被告と同じ姓が含まれた北九州市八幡西区の建設会社について、被告の勤務先であるかのような書き込みをネットの掲示板に投稿し、名誉を傷つけたとされる。

建設会社の経営者の告訴を受け、福岡県警は18年6月、11人を名誉毀損容疑で福岡地検小倉支部に書類送検。全員不起訴とされたが、小倉検察審査会は死亡した1人と謝罪した1人を除く9人を「起訴相当」と議決。再捜査した地検小倉支部はうち1人を起訴、5人を略式起訴した。3人は示談や和解が成立しているなどとして再び不起訴となったが、審査会は20年7月、3人のうち「和解はあくまで民事上の処分」などとして、自殺したとみられる男性を「起訴議決」とした。(毎日新聞)